【データで見るひとり親世帯の実態】最も平均的なシングルマザーはこんな人

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SNSやコミュニティサイトで見かけるシングルマザー批判。
シングルファーザーと比べ、よく調べられている検索キーワードもひどいものです。


「シングルマザー」という大きな主語で、多くの人を批判するのは、あまり行儀のいいことではありません。

一方で、シングルマザーといっても、色々な人がいるのも事実。
苦しい生活を健気に頑張っている人もいれば、批判されるようなことをしている人もいるのかもしれません。

ここでは、客観的なデータを元に「最も平均的」なシングルマザーの姿を探ってみようと思います。
根拠とするデータは、以下の官公庁が出しているものです。

最も平均的なシングルマザーはこんな人

いくつかの資料を元に「最も平均的なシングルマザー」として、次のような人物像が浮かび上がりました。

  • シングルマザーになった理由は離婚。
  • シングルマザーになった年齢は 34.4 歳で、そのときの子どもは4.6歳。
  • 元夫は年上。離婚時、子どもは1人。
  • 事務職として正規で就業している。
  • 年間収入は 373 万円。預貯金は50 万円未満。現在、元夫から養育費をもらっていない。
  • 離婚にあたって最も悩んだことは、今後の生活費。
  • 別居前後や離婚前後の際にあればよかったと思う支援は、ひとり親支援等、行政サービスに関する情報提供。

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ひとり親世帯の状況

全世帯に占めるひとり親世帯の割合

令和2年国勢調査によると、各世帯の割合は次のようになっていました。

  • 1人暮らしの世帯:38.1%
  • 夫婦のみの世帯:20.1%
  • 夫婦と子供の世帯:25.1%
  • ひとり親と子供の世帯(母子家庭・父子家庭):9.0%
  • その他の世帯:7.7%

単独世帯(一人暮らし)が最も多く、最も少ないのは「ひとり親と子供の世帯」でした。

一人暮らしの人は若い人からお年寄りまでいますので、単独世帯が一番多いというのは当然の結果でしょう。

最近はひとり親が増えているとよくいわれますが、ひとり親世帯は9.0%ですので少なく感じます。
果たして、ひとり親世帯は特殊な世帯なのでしょうか。

子供のいる世帯に占めるひとり親世帯の割合

子どものいる世帯だけで考えてみましょう。

子供がいる世帯に占めるひとり親世帯の割合を計算してみます。
すると、子供がいる世帯に占める35.8%がひとり親世帯ということになります。

では、ひとり親世帯に占める母子世帯の割合はどれくらいなのでしょうか。

ひとり親世帯の88.9%、約9割が母子世帯です。(厚生労働省「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」)
この数値から計算すると、約31.8%が母親と子どもだけの世帯ということになります。
つまり、子供がいる家庭のうち、3世帯に1世帯が母子家庭ということです。

子どもの環境を見たら、母子家庭は決して少なくなく、年々増加しており、もはや特殊な環境ではないといえるのでしょう。

ひとり親になった理由の男女差

 
主な理由 母子世帯 父子世帯
離婚 79.5% 69.7%
未婚の親 10.8% 1.0%
死別 5.3% 21.3%

令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、ひとり親世帯になった理由トップ3は、「離婚」・「未婚の親」・「死別」でした。

離婚でひとり親になることが一番多いということは、男女とも同じでした。

では、母子世帯と父子世帯になった理由の大きな違いはなんでしょう。

それは、「未婚の親」と「死別」です。

未婚のまま親になった人を比べると、女性が子どもを引き取って育てる割合(10.8%)は男性(1.0%)の10倍です。
一方、死別でひとり親になる男性(21.3%)は女性(5.3%)の約4倍です。

母子家庭と父子家庭になったときの末子の平均年齢の違いから見えてくる「年の差結婚」

母子家庭になったときの母親の平均年齢は 34.4 歳で、そのときの一番下の子どもの平均年齢は4.6歳。
父子家庭になったときの父親の平均年齢は 40.1歳で、そのときの一番した子供の平均年齢は7.2歳。

この違いはどうして生まれるのでしょうか。

平成21年の資料ですが、厚生労働省の人口動態統計によると、初婚夫婦の年齢差は次のようになっています。

  • 妻年上夫婦 24.2%
  • 同じ年夫婦 21.0%
  • 夫年上夫婦 54.9%

夫が年上のカップルが半数以上なのがわかります。

では、夫が何歳くらい年上なのでしょうか。

  • 夫が1歳年上 13.8%
  • 夫が2歳年上 10.0%
  • 夫が3歳年上 7.6%
  • 夫が4歳年上 6.1%
  • 夫が5歳年上 4.7%
  • 夫が6歳年上 3.6%
  • 夫が7歳以上年上 10.5%

7歳以上年上も10%ほどいます。

ひとり親家庭になったとき、母親の平均年齢が父親の平均年と比べると若いのは、「男性が年上の夫婦が多い」ということに関係しているのかもしれません。

年上男性が女性に好まれるのは、頼り甲斐があって素敵に見えるから、経済的に安定してるなどの理由が考えられます。
同時に、男性は「若いから、自分が優位に立てるから」と年下女性を好む傾向もあるのかもしれません。

離婚をした時点の子どもの人数

法務省の「協議離婚に関する実態調査の概要(令和3年 )」によると、離婚をした時点の離婚した相手との間の子どもの人数は、次のようになっています。

  • 1人(49.9%)
  • 2人(38.3%)
  • 3人(8.9%)

子どもが1人のときに離婚する人が半数を占めていました。

「子どもの人数が少ないから離婚する」のか、「夫婦仲が悪いから離婚時の子どもが少ない」のかなどはわかりません。
また、このデータは「協議離婚」ですので、離婚裁判などは含まれていません。

離婚にあたって悩んだこと、必要だと感じた支援について

令和3年の内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」から、「離婚にあたって最も悩んだこと」「別居前後や離婚前後の際にあればよかったと思う支援」を見てみましょう。

離婚にあたって最も悩んだこと

女性:今後の生活費(42.6%)、今後の子育て(22.0%)、特になし(16.0%)

男性:今後の子育て(43.6%)、今後の生活費(18.0%)、特になし(17.4%)

男女ともに、悩んでいる内容は同じですが、女性の方が「経済的不安」を感じ、男性の方が「子育てに関する不安」が強いことが見て取れます。

別居前後や離婚前後の際にあればよかったと思う支援

女性:ひとり親支援等、行政サービスに関する情報提供(50.2%)、経済的支援(44.2%)、住宅支援(41.6%)

男性:特にない(36.0%)、弁護士との無料法律相談(29.6%)、心理カウンセラーとの無料相談(23.0%)

女性が「今後の生活基盤を築くための支援」を求めているとすれば、男性は「法律的な面、精神的な面の支援」を求めているような印象を受ける結果でした。

ひとり親の就業状態

ひとり親の9割近くが男女共に働いているそうです。
ひとり親の父親と母親で大きく違うのが、就業形態です。
ここでは、その就業形態について詳しく見ていきましょう。

母子世帯の母親の仕事
  • 母子世帯の母親の86.3 %が就業しており、「正規の職員・従業員」が 48.8 %で最多、次に多いのが「パート・アルバイト等」で38.8 %。
  • 仕事の内容は、「事務」が 22.9 %と最多で、「専門的・技術的職業」、「サービス職業」、「販売」と続く。
父子世帯の父親の仕事
  • 父子世帯の父親の88.1 %が就業しており、その内訳は、「正規の職員・従業員」が 69.9 %で最多、次に多いのが「自営業」で14.8 %、「会社などの役員」が7.8%。
  • 仕事の内容は、「専門的・技術的職業」が 24.1 %と最多で、「建設・採掘」、「サービス職業」、「管理的職業」と続く。

女性は「パート・アルバイト」が約4割なのに対し、男性は「自営業」や「会社役員」などがいます。

母子世帯での末子の年齢が高くなるにつれて、「正規の職員・従業員」の割合が増加し、「パート・ア ルバイト等」の割合が減少する傾向があるそうです。

ここから、子供が小さいうちは時間に融通がきくパート・アルバイトを選んだり、正規の職員になりたくてもなれなかったりするシングルマザーが多いのかもしれません。

母子世帯の懐事情(収入・貯金・養育費)について

  • 母子世帯の平均年間収入: 373 万円
  • 父子世帯の平均年間収入: 606 万円

児童がいる世帯の平均所得金額が813.5 万円であることを考えると、母子世帯はその半分以下(45.9%)の収入しかありません。
ちなみに、母子世帯の母の預貯金額は、「50 万円未満」が 39.8 %と最も多くなっているそうです。

離婚した父親からの養育費を「現在も受けている」と回答した母親は 28.1 %。
70%超が、一時的に貰っていない・一度も貰っていないのを含め、現在は養育費を受けていないといいます。

養育費は、子供の権利です。
親の事情ではなく、子供が貧困に陥らないために受給率を向上させる必要があるでしょう。

公的手当はシングルマザー優遇?

ネットでシングルマザーを批判する人は「公的制度はシングルマザーばかり優遇していてずるい」と考えているようです。
しかし、その批判は、事実を知らず、周囲のシングルマザーとの衝突からくる感情的で主観的なもののように感じます。

シングルマザーだけが優遇されているわけではない公的支援制度

生活保護などの社会保障は、全ての人のセーフティーネットです。
従って、シングルマザーに限らず、申請して承認された人は誰でも受給することができます。

シングルマザーは生活に困窮しているイメージがありますが、生活保護を受給している母子世帯の母は 9.3 %にとどまっています。
(ちなみに、父子世帯の父では 5.1 %です。)

税金の控除に「寡婦控除」がありますが、シングルファーザーも「ひとり親控除」を受けることができます。

「児童扶養手当」「医療費助成」は条件を満たす全てのひとり親がもらえます。
シングルマザーでも、所得が条件を越えればもらうことはできません。
さらに、子供の数や所得によって減額されたりもらえなくなったりします。

シングルマザーであるからといって、全ての公的支援金を無条件にもらえるというわけではありません。

児童扶養手当受給の思い出

私は現在公的支援をもらわずに生活できていますが、離婚した年は、前年の収入が少なかったため、1年間児童扶養手当と医療助成をもらいました。
全額ではなく一部受給でした。

当時は手続きのために市役所に行く必要がありました。

職場の人にはどうして仕事を休むのかは内緒にし、子供を連れて市役所に行きました。

児童扶養手当や医療費助成は、新しいパートナーと同居するようになれば受給資格を喪失します。
その当時、私にパートナーはいませんでしが、市役所で「付き合っている人はいない」という事実申立書を書かされ、プライバシーに関わることをいろいろ聞かれ、嫌な思いをしました。

プライバシーに関わることを聞くのも、一人ひとり時間をかけて手続きするのも、悪用する人がいないようにするために仕方がないのでしょうが、「彼氏に養ってもらいなさい」と言われているように感じ、みじめになりました。

父子家庭は同情されるのに、母子家庭は批判される理由の一考察

以下は、上記のデータを見て私が考えたことです。

「父子世帯」というと「かわいそう、頑張っている」というイメージになるのは、父子世帯になった理由が、母子世帯と比べて死別が多いことが挙げられるかもしれません。

さらに、男性の育児参加がまだ進んでいない日本では、男性が子育てをしているだけで「えらい」という印象を受けがち。
「気の毒に、奥さんが亡くなって子育てしてるなんて偉いわ」というイメージが父子家庭につきやすいのかもしれません。

また、年配の人たちの中には、「出来ちゃった結婚」「授かり婚」というのは「恥ずかしい、順番が違う」と考える人がいます。
そういう人は、未婚で子供ができた場合女性が引き取ることが多いので、「未婚の母なんて恥ずかしい、はしたない」と批判してきたのかもしれません。

また、「内女の功」「良妻賢母」という言葉があるように、妻・母は我慢して家族に尽くすのが美徳だという価値観はいまだに日本に生きています。
これらの古い価値観は、「離婚するなんて妻としての忍耐が足りない、わがままで自分勝手なだけだ」という偏見を生みます。
実際に、20代・30代の女性でもそのような偏見を持って「離婚するなんてわがままなのに、児童扶養手当などで優遇されてずるい」とネットで発言している人がいます。

母子家庭が批判を受けやすいのは、女性の自由が制限される古い価値観がいまだに日本に生きているからなのかもしれません。

シングルマザーが再婚する確率

現在は「結婚して子どもを持つこと」が贅沢になりつつあります。
夫婦で子どもを育てることが困難なのだから、「平均的なシングルマザー」が経済的に苦しいということは、どうやら事実のようです。

収入アップのために、子どもを抱えた状態で大学や専門学校に行きなおしたり、資格を取ったりすることは、心身ともに至難の技です。
だからこそ、平均的なシングルマザーは公的支援を必要としているのでしょう。

経済的な困難に加え、データで示すことはできない精神的な辛さもあります。
経済的・精神的な辛さを克服する一つの手段として、再婚が考えられます。

では、シングルマザーが再婚する確率はどれくらいなのでしょうか。

シングルマザーの再婚率だけを取り上げた公的な調査はありません。
従って、全ての婚姻に関するデータを参考に、推測してみましょう。

内閣府男女共同参画局の「結婚と家族をめぐる基礎データ」では、2020年の婚姻総数(結婚する全てのカップル)のうち、再婚の割合は26.4%でした。
つまり、結婚するカップルの4組に1組は、どちかかが再婚、または2人とも再婚ということです。

2020年を男女別に見ると、結婚する者に占める再婚者の割合は、男性は19.4%、女性は16.8%と、男性の方が高くなっています。
この数値には、子どもがいない再婚者も含まれますので、シングルマザーの再婚は16.8%よりもさらに低いことになります。

「再婚」という形態を取らず、新たなお相手とパートナー関係で過ごす女性もいるでしょう。
しかし、シングルマザーが再婚相手やパートナーを探すのは簡単なことではないようです。

【パートナーが欲しければ】子持ち再婚OKのオンライン婚活が必須

シングルマザーは忙しく、1人で気ままに出歩くことも難しいもの。
そんなシングルマザーがパートナーを見つけたければ、再婚・子持ちOKな人を合理的に探さないといけません。

そんなときに便利なのが、オンラインの婚活です。

私は、マッチングアプリで42歳のときに4つ年上の今のパートナーと出会いました。

このブログでは、シングルマザーの恋活・婚活に最適なアプリとして「マリッシュ」を紹介しています。

「マリッシュ」は次のような特徴があるアプリです。

40代ひとり親でも安心なマッチングアプリ「マリッシュ」

マリッシュは再婚を希望するユーザーにありがたいサービスが特徴的な婚活アプリです。
30~40代のユーザーがボリューム層になっています。
シングルマザーやシングルファーザーを優遇するサービスも提供されていますので、他のアプリにはない層の登録者が集まります。
pairsやタップルなどより知名度は低いですが、再婚を考える層にとっては貴重なアプリです。

再婚者・子持ちを優遇するプログラムがあるマッチングアプリ

「特別プロフィール」や「リボンマーク」など、婚姻歴のあるユーザーに対する優遇プログラムが用意されています。
再婚者や子持ちの方が婚活できる環境が整っているのです。
若い人向けの「恋活」メインのアプリではなく、真剣な付き合いを希望して登録する人が多く、30~40代や再婚を希望するユーザーからは高い評判があり、実際に再婚成功した会員も多数います。

「特別プロフィール」とは

特別プロフィールでは、結婚後の生活に関する質問が多数設けられ、細かい条件に対応しています。
例えば、「利用目的」「料理のレベル」「貯蓄」など、相手にかなりプライベートな内容の質問をすることができます。

マッチングアプリでは、残念ながら嘘をつく人もいます。
しかし、他のアプリよりも踏み込んだ質問がしやすいので、プライベートで細かい情報をあらかじめ知ることができ、その後のコミュニケーションで嘘を見抜きやすくなります。

「リボンマーク」とは

プロフィールの写真にリボンマークが付いている男性は、再婚・シンママを応援するという意思表示をしていることになります。

男性が一定の額を支払うとリボンマークがつきます。
お金を払ってわざわざつけるマークですので、男性の真剣度がわかります。

マッチングしてから「やっぱり子持ちは…」といわれる心配がないので、とてもありがたい制度です。

安価な料金

女性会員は無料でサービスが利用できます。
有料オプションもありますが、基本的な機能は無料で利用可能です。

他のマッチングアプリに比べて料金が安いという口コミがあり、大手アプリよりも格安であるため、再婚希望者が経済的な負担を軽減できます。

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シンシアリーユアーズは「恋活・婚活のアプリはちょっと…」という人にもおすすめ

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「最も平均的なシングルマザー」が幸せな社会は、弱者に優しい社会

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  • シングルマザーになった年齢は 34.4 歳で、そのときの子どもは4.6歳。
  • 元夫は年上。離婚時、子どもは1人。
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  • 離婚にあたって最も悩んだことは、今後の生活費。
  • 別居前後や離婚前後の際にあればよかったと思う支援は、ひとり親支援等、行政サービスに関する情報提供。

夫婦で子どもを育てることが困難な社会において、「平均的なシングルマザー」は経済的に苦しいのが実態のようです。

子育ては多くの人によって支えられるべきですが、今の社会では、母親にその重責がのしかかることが多くなっています。
シングルマザーを助けてくれる人は、夫や夫の実家がいませんので、より少なくなるでしょう。

子育てを「自己責任」にする社会では、子どもを生む女性は減るばかりで、子どもが増えない社会は経済的に滞ります。
せめてもの心の支えにと、シングルマザーがパートナーを探すことさえ批判し、子どもを1人で支える女性の苦しみを助けない社会は、他の社会的弱者にも辛い社会でしょう。

男女共同参画局の令和4年の「男女共同参画白書」によると、日本のひとり親世帯の貧困率はOECD加盟36か国中35位
これは非常に不名誉で悲しい事態です。

政治の誘導・社会の理解・個人の意識改革で、最も平均的なシングルマザーが子どもと幸せに暮らせることを祈ります。