女性が不機嫌になる理由:「いいな」と思われる男性の行動を徹底解説!

この記事はアフィリエイト広告を含みます。

西野カナの「トリセツ」という曲があります。

急に不機嫌になった彼女。
彼氏が理由を聞いても答えないので放っておくと、彼女は怒り出してしまう。
「そんな彼女にはとことん付き合うのが正解だ」と歌われています。

女性は共感、男性はドン引きという、感想が男女で分かれる曲のようです。

しかし、この男女差が恋愛を難しくしている原因なのです。

「怒ったり不機嫌になったりする彼女の気持ちがわからない」と男性が悩むのは、多くの女性の感情の根底にある論理をよく理解していないからなのです。

この記事では、ストーリーを元に、女性の論理を説明し、女性に好かれるために男性はどう行動すればよいのかを解説していこうと思います。

この記事を読めばこんなことがわかります。

  • 彼女が急に不機嫌になったり怒り出したりする理由
  • どのような男性が女性の好意を得やすいのか
  • 気になる女性との仲を進展させるにはどのようなことをするべきなのか
  • 女性が男性に求めるもの

こんな人におすすめします。

  • 女心を知りたいと思っている人
  • 気になる女性にふりむいてほしい人
  • 女性が好きになる男性の特徴を知りたい人

この記事は、次の本を参考にしています。

『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方 』は単行本で買ったら1100円ですが、AmazonのKindle Unlimitedに入会すれば無料で読めます。

「Kindle Unlimited」は、月額980円で200万冊以上の本がスマホ・タブレット・パソコンで読み放題になるサービスです。
「あの本が読みたい!」と出先で思ったとき、スマホで読めるので便利です。
紙の本ではないので、本の収納にも困りません。
雑誌、漫画、ビジネス書、自己啓発本など、話題の本も読めます。
初めて登録する人は、最初の1ヶ月は無料で、いつでもキャンセルできます。

もっと知りたい方は!

女心がわからない! どうすればいいの? 〜40代男性の悩み〜 【ストーリー】

40歳の田崎和徳(たさきかずのり)さんは、10年付き合った彼女と別れたあと、ずっと彼女ができませんでしたが、最近マッチングアプリで10歳年下の彼女ができました。
彼女の心音(ここね)さんは、服・髪型・メイクと、いつもおしゃれに気を遣っているようです。
また、まめに連絡をくれます。
和徳さんはおしゃれに興味がなく、どちらかというと彼女と連絡を取るのも面倒に思うくらいですが、彼女の繊細な女性らしさが好きでした。

彼女を幸せにしたい。
もう若くないのだし、結婚するなら今しかない。
和徳さんはそう思っています。

しかし、何だかうまくいっていないと感じるのです。
心音さんが突然不機嫌になったり怒り出したりするのが理解できないからです。

この間、ハリーポッターファンの和徳さんは、心音さんとUSJでデートしました。
なんだかいつもより元気がない彼女。
だんだん口数が少なくなり、急に怒って「もういい!」と言って帰ってしまいました。
和徳さんは、訳がわからず、彼女を追いかけましたが、人混みに紛れて見失ってしまいました。

家に帰ってから電話でじっくり話そうと思いましたが、和徳さんが家に着いたときにはもう夜も遅くなっていました。
自分も疲れていたし、彼女も寝ているかもしれないと思ったので、明日の会社の昼休みに電話しようと考えました。
しかし、翌日の昼休みに電話しても出てくれません。
LINEを送りますが、既読がついても返事がありません。
3日後、彼女から和徳さんに「あなたと付き合う自信がなくなった」という返事が送られてきました。

謝ろうにも彼女が何に怒っているのかわかりません。
人生で2人目のやっとできた彼女でしたが、もう心が疲れてきてしまいました。

どうして心音は不機嫌になったのだろう。
俺たちは、合わないのだろうか。
心音の気持ちがわからない…

週末、和徳さんは幼馴染の若菜(わかな)さんが経営しているカフェに行きました。
若菜さんは和徳さんの一つ年上の女性で、一度離婚を経験し、今は再婚して幸せに暮らしています。
恋愛経験が豊富な若菜さんに、心音さんとどうすればうまく付き合えるかを相談しようと思ったのです。
和徳さんは、包み隠さず自分の気持ちを話しました。

「彼女は、いつ頃機嫌が悪くなり始めたの?」
和徳さんからUSJの出来事のことを聞いた若菜さんは、探偵のように和徳さんに質問を始めました。
「着いたときから割と元気なかったかな」
和徳さんは、若菜さんが淹れてくれたカプチーノを一口すすってから答えました。
「USJに行く前に何があったの?」
「何って、普通に車で行った」
「ほんの些細なことが大切だったりするのよ、女性は。思い出して」
若菜さんの鋭い視線に、和徳さんはなんだか女性が怖いもののように感じました。

「なんか元気ないから、『どうしたの?』って聞いても『大丈夫』って言ってた。体調が悪かったら悪いって言うだろうと思ったから、そのままレストランに行ってローストビーフサンド食べた」
「彼女は食事したの?」
「お腹空いてないって言って、バタービールプディングを食べてたな」

「あなたね」
若菜さんはため息をつきました。
「以前ドライブしたとき、彼女が車に酔ったって言ってたでしょう。彼女は車酔いしやすいのよ。USJまで車で行ったんなら、彼女、車酔いしてたんじゃないかしら。彼女はきっと気分が悪くて食べられなかったのよ。」
和徳さんは確かに心音さんと付き合い出したばかりのころ、彼女が車に酔ったと若菜さんに言ったことがあります。
それを若菜さんが覚えていたことに驚きました。
若菜さんに言われなければ、和徳さんは思い出しもしませんでした。

若菜さんはさらに続けます。
「あなた、USJに着いてすぐに『お腹減った』とか言ったんじゃない?」
(メンタリストか?)
和徳さんは心の中で呟きました。
「うん。昼の1時半過ぎてたから」
「その後は?」
「ダンスのショーが始まったから、立って見てた」
「彼女は?」
「見なくていいからどこかで座ってるねって言って、ショーが終わるのを待ってた。」
「そのあとは?」

だんだん和徳さんは詰問されるのが煩わしくなってきました。
(俺、何も悪いことしてないだろう?)
「あー、オリバンダーさんのお店に入ったとき、仕事の連絡が入ったから、返信してた」
「それ!」
若菜さんが「我が意を得たり」とばかりに和徳さんを指差しました。
「そのとき彼女はどんな様子だった?」
「うーん、彼女がなんか話しかけてくるから、ちょっと急いで返事するねって言って遮った。スマホで返信している間は、彼女が話しかけてきても適当に相槌打ってた。」
「1回だけ?」
「何回か」
「心音さんが帰るって言ったとき、止めた? 追いかけた? すぐ電話した?」
「なんでだよって言った。 追いかけたけど見失ったから諦めた。夜だったし、次の日に電話した」

若菜さんは呆れ顔で言いました。
「彼女はね、せっかくあなたがUSJに行くのを楽しみにしていたから、自分は車に酔って気持ちが悪いのを一生懸命我慢していたのよ。私も車酔いするから、酔ったときのきつさはわかる。あなたがお腹空いたって言うから、あなたのために我慢してレストランに入ったんでしょうね。それなのに、あなたが察してくれないばかりか、自分よりもショーとか仕事を優先したんでしょ? さらにリカバリーもなし。そりゃ悲しいでしょ。」

和徳さんは不服そうに口を尖らせながら反論しました。
「だってさ、彼女が『大丈夫』とか『いらない』とか『見ないでいい』って言ったんだよ。子供じゃないんだし、彼女が言ったことを尊重しただけだよ。それに、俺、『大丈夫?』ってちゃんと聞いたよ。仕事のメールだって、すぐ返信しないといけない内容だったから、しょうがないでしょ。」

若菜さんは自分のコップに水を注ぎながら言いました。
「あなた、彼女の気持ちをこれっぽっちもわかろうとしていないのね。彼女は本当は大丈夫じゃなくて、あなたのために我慢してたの。否定できる?」
「……」
「彼女が自分よりもあなたのことを優先してくれてたこと、思い当たらない?」
「……」

水を一口飲み、若菜さんが続けます。
「彼女が怒る直前、どんな会話してたの?」
「明日仕事行きたくないって彼女が言うから、今日楽しんだんだから明日は頑張ろうねって言った。彼女も来週は忙しいって言ってたから」
信じられないといった表情で、若菜さんは和徳さんに聞きました。
「あなた、彼女のこと本当に好きなの?」
和徳さんは不満そうに答えました。
「俺、彼女を励ましたんだよ。何がいけないの?」
「彼女は、共感して欲しかったのよ。『そうだね、明日の仕事はきついね』とか『俺も』とか。共感を欲している人に励ましやアドバイスは最悪よ」
「……」

黙っている和徳さんに、若菜さんは諭すように言いました。
「女性はね、自分のことを理解して欲しい、気持ちを察してほしいっていう欲求があるの。好きな人になら、なおさらよ。だから、女性は、自分の気持ちをわかって欲しいとき、言葉で説明しないでしばらく我慢してるの。そのときに、彼が的外れなことを言ったり、説教してきたりしたら、彼女は『何でわかってくれないの⁉︎』ってキレちゃうのよ。」

和徳さんはイライラしました。
「こっちこそわかんなんよ、そんなの。どうすりゃいいんだよ」
若菜さんは困ったように言いました。
「なんで心音さんはあなたを好きになったのかな〜? あなたは特別鈍い人なのかもね。女性と男性は思考回路が違うっていうことを理解しておかないと、今後あなたは誰と付き合っても苦労するわよ。もう少し女心を勉強しないとね。」

【エピローグに続く】

【女性が不機嫌になる理由】男性が自分の気持ちを察してくれない、大切にされていないと感じるから。

女性の基本的な欲求

一般的に、女性はコミュニティを大切にします。
なぜなら、子供を産み母乳で育てる女性は、自分と子供を守り、子育てを協力してくれる他者が必要だからです。

コミュニティの仲間の中で生きる女性の基本的な欲求は、次のようなものです。

<最も根本的な欲求>

大切にされたい、愛されたい

女性は、この最も根本的な欲求を満たしてくれる男性かどうかを次のような論理で判断します。

<女性が男性を選ぶときの論理>
私のことが大切だと思う人なら、私のことをよく見て私の変化に気づき、気持ちを察してくれるはず

女性は、男性が自分を理解してくれる人かどうかを、男性の次のような行動で判断します。

<女性が彼に求める行動>

自分の気持ちに共感・同情してくれる

言葉や態度褒めて労ってくれる

彼女の言い分:私のことが好きなら「察してくれる」はず

女性は、大切に思っている男性に自分の気持ちを「察してほしい」と思っています。
だから、女性が不機嫌になったり怒り出したりするのは、男性が女性の気持ちを察してくれない、私は大切にされていないと思ったときなのです。
前出の【ストーリー】の心音さんが不機嫌になった理由も、和徳さんが自分の気持ちを察してくれないからでしたよね。

男性にとっては「突然不機嫌になった」と感じても、実は女性はしばらく我慢して男性の様子を見ているのです

例えば、寂しい・疲れたなどの感情を男性が察してくれるのを女性はしばらく待ちます。
そんなときの女性は、口数が減ったり、つまらなそうな態度を取ったりします。
【ストーリー】の心音さんも、気分が悪いのを我慢して「大丈夫」と言っていましたよね。

女性が急に不機嫌そうになったら、男性は焦って理由を聞こうとします。
これは逆効果です。
女性は、あくまで「察してほしい」ので「理由を説明させないでほしい」のです。

また、「ほら、君の好きな韓流スターだよ」と気を紛らわせるのは逆効果。
そんな子供騙しのご機嫌取りは「私のこと、この人はあまりにも単純に考えている」と女性に思わせるのです。

女性はが不機嫌になるのは、自分を大切にしてくれているはずの人が察してくれないときだといえるでしょう。

まとめると、女性は次のような男性を求めています。
自分のパートナーが「求める男性像」と違うと思ったとき、彼女は不機嫌になるのです。

  • 女性の変化に気づき、気持ちを察してくれる男性
  • 女性に共感的・同情的な態度を示してくれる男性
  • 女性の努力の過程を褒めたり労ったりしてくれる男性

ものは試しに、女性をよく観察し、気持ちを察して、褒めたり助けたりしてみてください。
彼女の態度が親しげに変わるはずです。

事実、マッチングアプリで「モテる男」は、聞き上手だったり褒め上手だったりするようです。

【彼女を不機嫌にさせない】恋を進展させる男性の行動4選

女性の論理を理解して「いいな」と思われる男性になるためには、どのような行動をとるべきでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

どうしても彼女の理論はよくわからないし、正直大変という人は、オンライ恋愛相談を利用してみてもいいかもしれません。
リアルの友人には恥ずかしくて聞けないことも、プロなら相談しやすいですよね。

オンライン恋愛相談サービス「恋ラボ」公式ページ

行動①:女性の変化や努力の過程を口に出して褒めるのは効果抜群

髪型やメイクの変化に気づかない=「私を大切に思っていない」

髪型や化粧を変えたといった自分の変化は女性にとって大事件です。
「構って欲しい、見て欲しい」という欲求を持つ女性は、自分の「大事件」をコミュニティの仲間と共有したいと思います。
なんなら、仲間には説明しなくても気づいてもらうことを望んでいます。

しかし、男性は「そんなささいなこと」と考え、女性のちょっとした髪型などの変化に気がつきません。
彼女の小さな変化に気づかないのは、女性の中で「彼は私のことを見てくれていない=大切にしてくれていない」という結論になります。

どうしても「気がつけない」人は、せめて彼女に「ごめん、俺は鈍感で髪型とかの変化に気がつけないと思う。変えたときは教えて欲しい。そうしたら気づくから」と伝えておくとよいでしょう。
ポイントは「気づいてあげられなくて申し訳ない」という気持ちをこめることです。

女性の変化に気づいたとき・努力を褒めるときに使える具体的な言葉掛け例

女性は取り組みの結果ではなく、「自分が頑張っている様子を見ていてほしい」と思います。
そして、それを言葉として表現してほしいと願っています。

表現するときのポイントは、「過程を評価してわかりやすく言葉にし、もう一言添える」ということです。

例えば次のような言葉掛けをすると、女性は喜ぶでしょう。

  • 「髪型を変えたんだね。似合うよ」
  • 「新しい車を買ったんだね。いい車だね」
  • 「この資料は、見やすい。工夫してくれたんですね。」
  • 「今回の契約は流れてしまったけれど、すごく頑張ってくれていたのは知ってる。ありがとう」
本気で結婚したいなら【ナレソメ予備校】

行動②:「傾聴からの共感・同情」は最強コミュニケーション

女性が最も欲しているのが、傾聴(話を誠実に聞いてもらう)と共感・同情です。
男性はどちらかというと過程よりも結果なので、女性が最も大切にする感情を軽視しがちです。

女性の愚痴にどう答えるのが正解? NG回答例と合格解答例

男性は愚痴を嫌がります。
愚痴を言っているくらいなら、問題の原因を分析して解決策を考えようとします。
だから、男性は彼女の愚痴にアドバイスで返してしまいがち。
そうすると、アドバイスされた女性は不機嫌になったり怒ったりするかもしれません。
男性は、解決策を一緒に考えて助けてあげようとしただけなのに、怒られるなんて意味がわかりません。

しかし、女性は問題を解決したくて話をしているのではありません。
女性がアドバイスをして欲しいときは「教えて」とか「アドバイスをください」などと言うでしょう。
言わないときは、アドバイスして欲しいのではなく、気持ちを聞いてもらって、同情・共感して欲しいだけなのです。

例えば、彼女が「今月のシフト、本当にきつい」と言ったとしたら、あなたはどう答えますか?

NG回答例:

「年末だからしょうがないよね〜」

「上司に頼んでシフトを減らしてもらったら?」

「俺はもっと過密スケジュールだったときがあるよ」

合格回答例:

「最近きつそうだもんね。疲れてない?」

「頑張ってるんだね。本当にお疲れ様」

「確かに、このシフトはきついよね〜」

ポイントは「わかるよ」と彼女の気持ちを受け止めて理解を示すことなのです。

「わかるよ」「それな」「確かにね〜」「そうなんだ〜」という言葉を意識的に使うだけでも彼女は嬉しくなるはずです。

会話で今すぐ使える!「共感・同情」を示す小技

  • 女性の目を見て話す(おすすめは、女性の横の位置から話す)
  • 話の切れ目切れ目で頷く(タイミングが大切)
  • 話を促す(例:「それでどうしたの?」「なんて言ったの?」など)
  • 求められない限り、アドバイスはしない
  • 相手の話の一部をおうむ返しにする(例:「〇〇が悲しかった」→「それは悲しかったね〜」)

共感力についてはたくさんの本が出ています。
共感力は営業や管理職などに必須の力ですから、ビジネスにも役に立ちますね。

Kindle Unlimitedはこちら

行動③恋の初めでは、彼女を信頼させるために「とことん付き合う」のが正解! 

女性に癒しを求める男性がいます。
しかし、最初から女性に癒しを求めても、うまくいきません。
なぜなら、男性を癒すような女性の優しさは、男性に対する愛情によって作られるからです。
女性があなたを癒してくれないのは、残念ながら、女性があなたをから十分な愛を受けていると感じていないからなのです。

これをしたら数日間不機嫌になるのは決定:よくある男性のNG行動

コミュニティで生きる女性は、尊重されていない・大切にされていないと感じるのがとても嫌です。
例えば次のような行動です。

  • 彼女の話を適当に聞いている
  • 彼女が泣いていたらそっとしておく
  • 彼女が怒っていたら席を外す
  • 彼女をスルーする
  • 気にかけているそぶりを出さない など

「落ち着くまでそっとしておく」というのは、男性からしたら女性の気持ちを尊重しているのかもしれませんが、全くの逆効果です。
女性は「ほったらかしにされている」と感じ、そのうち怒り出すでしょう。

国内No.1会員数!恋愛と結婚のパーソナルトレーニング【parcy’s】

女性は心理的安全性が確立されて初めて強く優しくなる

反対に、女性は尊重されている、丁寧に扱われているとなどの好意を感じると、男性に好意を変えそう、愛情に報いようと思います。
従って、彼女の好意を手に入れたい男性にとって大切なことは、「忍耐強く向き合っている」と行動で示すことです。

  • 彼女の話を熱心に聞
  • 彼女が泣いていたらそばにいる、心配する
  • 彼女が怒っていたら、怒らずに女性の話を共感的に聞く
  • 彼女を常に気にかけて声をかける など

怒っている女性の話を共感的に聞くというのは、なかなか難しいことです。
「女性にこんなに気を使うなんて、疲れるばかりだ」と思うかもしれませんね。

しかし、忍耐強く女性に寄り添うのは、女性を「安心させるため」です。
「この人は自分を理解して尊重してくれる」と実感して安心したら、女性は自立します
自立した女性は、思いやりに満ち、男性の良いパートナーになるのです。

Kindle Unlimitedはこちら

行動④礼儀正しく優しい行動で彼女の愛情を勝ち取る

他者を大切にする「礼儀正しさ」は必須

女性は「人として信頼できる人」でないと安心できません。
だから、他者を大切にして礼節を尽くさない男性は恋愛対象外になります。

同じように、次のような男性は嫌われます。

  • 暴力的で、自分を強そうに見せる
  • 相手より優位に立とうと、偉そうな態度をとる
  • 人の話を遮って自分の意見を主張する
  • ルールより自分の特権を主張する
  • プライドが高く、高圧的で無礼な態度を取る

女性は荒々しい力を持つ人よりも、優しく社会性のある人を好みます。
具体的には、次のような人です。

  • 車で道を譲る
  • 人の話を誠実に聞く
  • お年寄りを尊重する
  • 店員さんに礼儀正しい
  • 自分の考えや欲求を他者に押し付けない

女性が求めるのは「弱いものを大切にする」男性

一般的に、男性より女性の方が、体の作りが小さくて弱くなっています。
さらに、女性が妊娠出産したときは、無理な運動ができません。
また、人間の子供は、生まれてすぐ歩ける草食動物に比べたら、未熟でか弱い状態で生まれます。
母子共に父親から守られる必要があります。

そんな女性の生物的な特徴は、男性の強さと優しさを必要とします。
具体的には、次のような行為をする男性に女性は好感を抱きます。

  • 人の体調を気遣う
  • 女性の荷物を持ってくれる
  • 犬や猫など動物を可愛がる
  • 社会的弱者に親切で寛容
  • 社会福祉活動をする

そして女性は、男性の優しさを自分に向けて欲しいと思うようになる

他者に優しい男性は、女性の信頼を勝ち取ります。
そして、女性は、その優しさを自分にも向けて欲しいと思うようになります。

女性があなたに好意的な態度を取ったら、特に優しく礼儀正しく接してみてください。
彼女がにっこり笑ってくれれば、恋はどんどん進展するでしょう。

まとめ 〜人として信頼できる男性はモテる〜

女性が不機嫌になったり怒り出したりする理由と、女性に好かれるためには男性は女性の気持ちを汲んで行動に移す必要があるということを解説しました。

女性には「大切にされたい・愛されたい」という基本的な欲求があります。
女性に「いいな」と思われる男性は次のような特徴があります。

  • 女性の変化に気づき、気持ちを察してくれる
  • 女性に共感的・同情的な態度を示してくれる
  • 女性の努力の過程を褒めたり労ったりしてくれる

恋を進展させ恋を進展させるたいなら、こんな行動をしてみましょう。

  • 女性の変化や努力の過程を口に出して褒める
  • 女性の話を傾聴し、共感・同情する
  • 女性の話に忍耐強く付き合う
  • 他者に礼儀正しく、弱いものに優しくする

モテテクニックなどの記事がよくありますが、女性の根本的な気持ちを理解しておかないと、モテテクニックは上滑りしてしまいます。
結局、人として尊敬される行動ができる人が女性に好意を持たれるということですね。

不機嫌になった女性の気持ち〜心音さんの場合〜【エピローグ】

次の土曜日、和徳さんは心音さんを若菜さんの店に呼び出しました。

店の奥の席に座った心音さんは、いつものように微笑んではくれませんでした。
暗い顔で下を見ています。

「あのさ、心音。この間はごめん。俺、鈍感だから、心音の気持ちを察してあげられなかった。悲しい思いをさせてごめん」
和徳さんは素直に謝りました。
「……」
若菜さんがカウンターの中から見守っていることを知らず、心音さんは黙ってテーブルを見つめています。

  • 彼女が黙っていても、放っておかずに食い下がる。
  • 彼女を大切に思っていることを口に出してはっきりと伝える。
  • 自分は鈍感だから察することができないこともあると謝る。

和徳さんは、これだけはしようと心に決めてきました。

「この間は気づかなかったけど、よく考えたら、心音は乗り物酔いしやすいから、車酔いしてたんでしょ。」
心音さんは顔を上げ、和徳さんの顔を見て、小さく頷きました。
「気づいてあげられなくてごめん。俺のために頑張ってくれたんだよね。やっぱり心音はすごく優しいね。ありがとう。」
和徳さんは「過程や努力を褒める」を実行してみました。

心音さんは和徳さんの顔を意外そうに見て、今日初めて口を聞きました。
「私こそ、怒ってごめん」
「いや、俺が悪かったよ。心音の気持ちをもっとよく考えるべきだった。食事だってもう少し待っても大丈夫だったし、心音が休める場所を探せばよかった。仕事の返信だって、もう少しやりようがあったのに。」

「せっかくのUSJだから、一緒に楽しみたかっただけなの。」
心音さんの目が少し潤んでいます。
(俺は楽しんでたけど)
和徳さんは少し引っかかりましたが、心音さんの気持ちを考えて下手に出ました。
「うん、そうだよね。ごめんね。」

和徳さんは視線をテーブルに落とし、華奢な心音さんの手を見ました。
(心音は女性。女性は愛されたいという思いが強い。)
自分にそう言い聞かせた後、軽く息を吸って心音さんの目を真っ直ぐに見ました。

「俺さ、心音のこと好きだよ。大切だから、幸せにしたいと思っている。でも、鈍感だから、これからも心音の気持ちを察してあげることができないこともあると思う。ごめん。努力はするけれど、もし俺がまた心音のことを傷つけたら、我慢しないでその場ですぐに言ってほしい。改めるからさ。だから」

心音さんは和徳さんに引き込まれるように見つめています。

「だから、これからも仲良くしてほしい。ずっと心音と一緒にいたい」

心音さんの目から涙が溢れてきました。
和徳さんは、用意してきたハンカチを渡しました。

「ありがと」
心音さんは、メイクが落ちないようにハンカチで涙をぬぐいながら答えました。

「せっかくかわいくメイクしてくれたんだから、もう泣かないで」
(よし、さらっと「かわいくメイクしてくれた」って過程を褒められた)
心音さんは照れたように笑い「お手洗いでメイクを直してくるね」と立ち上がりました。

「アイスティーでいい? 好きだったよね」
「うん。覚えてくれてたんだ。ありがと」
和徳さんは心の中でガッツポーズをしました。

心音さんを見送り、カウンターの方を向くと、若菜さんが音が鳴さないいように拍手をする姿が見えました。

トイレで化粧を直しながら、心音さんの心の中では「ずっと一緒にいたい」という和徳さんの言葉がぐるぐる回っていました。
「ずっと一緒にって…一生? 期待していいのかな。…いいよね!」
心音さんは鏡の中の自分ににっこりと微笑みました。
(和さんのためにも、怒ったりしない女にならないと!)
鏡の中の心音さんは生き生きと喜びに満ち溢れているようでした。