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パートナーを思春期の子供に紹介するのは不安で気を揉みますね。
私も子供と彼を合わせたときは不安と焦りばかりでした。
しかし、どんなに難しくても、彼と家族を繋げよううと思えば、子供と彼の対面は避けて通れないイベントです。
それなのに、現代日本ではシングルマザーの恋愛や再婚は禁忌事項のように取り扱われ、相談する場所や人も少なく、情報も限られています。
そこで、この記事では、私が子供にパートナーを紹介したときの体験談と、一般的な注意点や具体例をご紹介します。
ご自分とお子さんの参考になるところがあれば取り入れてみてください。
私はマッチングアプリで今のパートナーに出会いました。
私の体験が、シングルマザーとして頑張っているお母さん達・その子供達のお役に立つことを願っています。
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【私の体験談】思春期の子供と彼が初顔合わせした日のこと
子供に彼を紹介する前日までに、私は入念に準備を整えました。ここでは、顔合わせ当日とその後の体験談をお話しします。
前日までの準備のことは、次の記事に書いていますの、参考にしてください。
顔合わせってどうするの? 当日の工夫:屋外・活動・運動
子供と彼の顔合わせ当日は、会話が途切れて気まずい思いをしないことを目標にスケジュールを考えました。
作戦を練りに練った結果、4人(私、高校生の息子、中学生の娘、彼)+犬1匹でキャンプ場に行き、簡単なデイキャンプをしました。
屋外なので、レストランなどよりかしこまりにくいし、犬も連れて行けるので会話が途切れないだろうと思ったからです。
と同時に、彼(タツヤ・仮)は頼り甲斐があるということを子供達にさらっと見せるというのも狙いでした。
タツヤさんはキャンプが趣味で、セッティングも手慣れていて1人でスイスイこなします。
一方、私はキャンプなどのアウトドアが苦手なので、子供達もキャンプをしたことがありません。
ですから、子供達は、タツヤさんがターフ(屋根)を張る様子やキャンプ道具を珍しそうに見たり、簡単な手伝いをしたりして、適度なふれあいができたようです。
犬を連れて行ったのは正解でした。
ドッグランで遊んだり、バーベキューで一緒に過ごしたりして、和やかなムードになりました。
バーベキューは、なるべく手をかけないようにしました。
買って済ますことができるものは事前に買っておき、準備や片付けなどで時間が間延びして子供達が疲れないようにしたかったからです。
アクティビティがある方が仲良くなれると思い、みんなでスワンボートに乗りました。
私と息子、タツヤさんと娘の2人1組に分かれ、湖で競走しました。
思春期の子供達でも、私の願いなので「しょうがないな」という感じで付き合ってくれましたが、足で漕ぐのが結構大変なので、とても楽しそうでした。
やはり、体を動かすということは気持ちをほぐすのに有効だと思います。
気持ちがほぐれたからか、子供達は家族写真を撮るのを普段は嫌がりますが、自然な様子で4人+1匹の写真に写ってくれました。
初対面の後のこと:少しずつ会う回数や体験を増やす
顔合わせ当日のことを振り返ると、待ち合わせ場所の駐車場で子供とタツヤさんが顔を合わせたとき、息子は多少固い表情をして、娘は照れくさそうでした。
しかし、タツヤさんと分かれた後の夕食では、子供達は昼間のことを楽しそうに話していました。
娘はタツヤさんに「タッツン」というあだ名をつけました。
私と娘がタツヤさんの話をするときは「タッツン」と呼ぶようになりました。
ただ、息子は、タツヤさんの話題を避けるわけではないけれど、タツヤさんの名前をあえて使わないようにして会話をしていました。
息子は「お母さんに幸せになってほしい」と思ってくれていたようです。
しかし、お父さんではない大人の男性を素直に受け入れることはなかなか難しいのが現実。
私は息子の「幸せになってほしい」という気持ちだけで十分ありがたかったので、息子のぶっきらぼうな態度はそのままにしておきました。
後日、4人で初詣に行っておみくじを引いたり、釣り堀に行って釣りをしたりして、子供達とタツヤさんが一緒に過ごす機会を増やしていきました。
そのときは、タツヤさんにお金を出してもらったり、荷物を持ってもらったりと、私がタツヤさんに助けてもらっている姿をさりげなく子供達に見せるようにしました。
タツヤさんに関する子供達と共通の話題ができたので、私は家で時々タツヤさんの話をしました。
夕食にタツヤさんを招くこともありましたが、子供達はそのときの機嫌によっては、タツヤさんに嫌な態度をとることもありました。
そんなときは、タツヤさんに謝って、気にしないようにお願いしました。
タツヤさんも「気にしないでいいよ、子供達の気持ちを考えれば、お母さんの彼氏が家に来たら嬉しいわけはないというのはわかるから」と言ってくれました。
子供達の視点に立ち、怒らず焦らずゆっくり進むことを心がけました。
数ヶ月〜年単位で慣れさせるくらいの気持ちでいた方がいいと思います。
彼と子供を会わせるときに気をつけること・注意点
母親は、どんなに彼のことが好きでも、子どもを第一に考えることはブレてはいけません。
彼よりも子どもの気持ちを最大限に尊重するようにしましょう。
パートナー紹介のタイミングと場所をよく選ぶ
母親のパートナーと会うのは、子供にとって不安なことなので、子供の心が安定しているタイミングを見計らうようにしましょう。
子供のタイミングを見計らう
子供が学校や友人関係で悩んでいるときや、生活のリズムが崩れていたり体調が優れなかったりするときは避けるべきです。
また、子供の特別なイベントや行事の前後など、子供がプレッシャーを感じているときも考慮するようにするのがベストでしょう。
子供にとってよい場所を選ぶ
場所選びも大切です。
子供達がリラックスしたり楽しんだりすることができる場所が彼との関係を良好にする上で効果的です。
混み過ぎているところ、子供達が全く興味を感じないところなどは避け、場所の雰囲気も考慮するようにしましょう。
滅多に行くことができない高級レストラン、大好きなテーマパーク、自然がいっぱいの心地のよい屋外など、子供の性格に合わせて場所を選ぶとよいと思います。
時期や天候も味方につける
また、気候や気温なども快適であることに越したことはありません。
真夏の暑いときに汗をかいて不快になってしまったら、「彼との対面が不快だった」という記憶にすり替わってしまうかもしれません。
雨が降る憂鬱な日だと、子供の機嫌は悪くなるかもしれませんね。
春秋の心地よい時期の、晴れた日など、環境要因も味方につけるようにしましょう。
親の態度:常に子供の感情に寄り添い、無理をしない
子供にとって、親はよい理解者であると思います。
したがって、母親のパートナーに会うという、心を大きく揺さぶられる場面では、親が子供に寄り添うことが大切です。
子供の感情に合わせ、臨機応変に
思春期の子供と一言でいっても、当然全員個性があり、タイプは千差万別。
子供の理解者である母親が子供の様子を観察しながら予定を変更するなど、臨機応変さが求められます。
時間に余裕を持ち、心にも余裕があるようにする
また、子供を第一に考え、時間にゆとりをを持ち、子供のペースを尊重してあげるようにしましょう。時間がないからと急かすと、「お母さんは自分よりおじさんの方が優先なんだ」と子供が捉える可能性があります。
子供はパートナーを紹介され、不安や寂しさなど、様々な感情を抱くことが想定されます。
彼らの感情を無視せず、否定せずに受け止めるよう、親側も余裕を持つことが大切です。
子供には傾聴と共感を心掛ける
さらに、子供が親の耳に痛いことを言うことがあるかもしれません。
それが納得できる当然のことなら、母親はその言葉に誠実に耳を傾け、否定や説得をせず、共感や理解を示すようにしましょう。
例えば、「お父さんがかわいそう」などのように、母親はそう思わなくても子供がそう思うのなら、子供の言葉にきちんと耳を傾けます。
そして、「あなたの気持ちはわかるよ」と共感してから、「お父さんとは新しいパートナーを見つけようねってお互いに話してるんだよ」と自分の気持ちや事情を言うようにするといいでしょう。
子供の気持ちをスルーしたり、母親が子供に自分の願いを押し付けたりすると、子供が母親だけでなく、パートナーにまでマイナスな感情を抱いてしまう恐れがあります。
しかし、子供に過剰に気を使いすぎず、いつもの母親でいることも重要です。
子供の理不尽な言い分を全て丸呑みすると、子供と母親の今までの関係性が崩れてしまうきっかけになってしまうかもしれません。
例えば、子供が度を過ぎたわがままを言ったり、不道徳なことをしたりしたら、冷静に諭したり叱ったりすることも必要です。
母親にパートナーができても、親であることはぶれるないように心がけましょう。
彼と一緒にするイベントで絆を深める
思春期の子供を誘うのは難しいかもしれませんが、可能だったらパートナーも含めて一緒にイベント事に取り組むのも有効です。
例えば、私がキャンプに行ったり、スワンボートに乗ったりしたことは子供の心をほぐす効果があったと思います。
他にも、共通の趣味が野球なら一緒にプロ野球の試合観戦をするのもよいでしょう。
また、自宅の塀のペンキ塗りをするとか、DIYで椅子を作るとか、本格的なバーベキューをするとか、母親だけでは手に追えないことを、パートナーと子供も一緒に取り組むこともいいかもしれません。
同じ目的に向かって協力することは、仲間意識や信頼関係を築くのに役立ちます。
まとめ
「シンママの悩み」として、思春期の子供に彼をどう紹介するのか、その注意点と具体例を説明しました。
初顔合わせ当日の私の工夫は、屋外で活動や運動を取り入れるということでした。
その後、子供とパートナーが少しずつ会う回数や体験を増やすようにしました。
彼と子供を会わせるときに気をつけること・注意点としては、以下の点を挙げました。
- 「パートナー紹介のタイミングと場所をよく選ぶ」:具体的には「子供のタイミングを見計らう」「子供にとってよい場所を選ぶ」「時期や天候も味方につける」
- 「親の態度:常に子供の感情に寄り添い、無理をしない」:具体的には「子供の感情に合わせ」「臨機応変に」「時間に余裕を持ち、心にも余裕があるようにする」「子供には傾聴と共感を心掛ける」
- 「彼と一緒にするイベントで絆を深める」
母親が幸せを追求することは人として当然の権利ですので、もしあなたが誰かの言葉で傷ついていても気にする必要はありません。
子供も自分も幸せになろうという信念を持ち、子供の気持ちを大切にするという視点で、焦らずゆっくり進んでいきましょう!
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