【親子関係が悪い】どうすれば?母娘を笑顔にする5つの魔法

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娘とはいつも衝突ばかり。
口を開けば「ほっといてよ」と言われる。
せっかく大切に育てたのに…

子どもとの日常がこんなだったら、母親としてはすごく悲しくてしんどいですよね。

一般的に、母と息子の関係よりも、母と娘の関係の方が難しいといいます。
なぜ親子なのに、母と娘の関係は難しいのでしょうか?

私も、娘とはよく衝突し、悩み苦しみました。
でも、今は娘と感情的に衝突することが劇的になくなり、母娘関係のストレスから解放され、毎日一緒に笑って過ごせるようになりました。
そうなったのは「傾聴」のテクニックを私が使えるようになったからです。

この記事では、私の体験と娘との関係が改善した「傾聴」のテクニックを紹介します。

子どもは、どんなにきつい態度を取っても、心の奥底ではお母さんが大好きです。
この記事が、思春期の娘さんとの関係に悩んでいるお母さんの参考になると嬉しいです。

母と娘の関係が悪くなってしまう理由2つ

母娘関係の難しさは、次の2点にあります。

  • 同性だから同一視してしまう
  • 互いが近い存在だから甘えあって過剰な要求をしてしまう

次から詳しく確認していきましょう。

同性であるがゆえに、母は無意識に娘を自分と同一視する

息子とは性別が違うので、母親は最初から「自分と息子は違う人間」と思います。
しかし、母娘は同性のため、母親は無意識に娘と自分を同一視したり、娘を自分の一部のように捉えたりしがちです。
そのため、娘には、自分と同じ価値観を押し付け、「自分の言うことを聞いてほしい」と願い、自分が望む人間にしようとしてしまうのです。

娘の思春期に自我が芽生え、母娘の衝突が始まる

娘が小さいころは、母親のいうことを聞く「いい子」でいる子が多いでしょう。
母は「壁」となって娘を守り、娘は母と同化することを心地よく感じているからです。
この時期の子ども達の人格は比較的安定していますが、青年期に差し掛かると一気に不安定になります。

アメリカの心理学者G.S.ホールは、青年期の内面を「疾風怒濤」と表現しました。
不安と動揺が交錯し、自分でもよくわからない苛立ち、葛藤、怒りなどが子どもの心に激しく押し寄せるのです。

母親には、自我が芽生えはじめた娘の「疾風怒濤」の内面は見えません。
この時期の子どもは、自分の意見や好みを持ち、親の考えや振る舞いに批判的になります。
自分と母は違う人間であることに気づき、分離し、乗り越えようともがきだすのです

母親がそんな娘の変化を受け入れらなかった場合、娘には今までと同じように「いい子」でいることを求め続けます
しかし、娘の成長は止められないので、どんどん母娘の考えが衝突する事柄が増えていきます。
そうなっても母が自分の主張を押し通し、娘の意見を十分に聞かないと、母娘の関係が悪化していってしまうのです。

親密な関係だからこそ、お互いに過剰な要求をしてしまう

他人に対し、「これはこうしなさい、私と同じようになりなさい」と強いるのは無理な話ですよね。
しかし、無意識に娘と自分を同一視している母親は、自分が娘に無理な要求をしていると自覚できません。

一方、自我が芽生え、母の世界から飛び出したい娘は、自分を全て受け入れてくれる理想の母親像を作り上げ、母親にそうなって欲しいと望みます。
これも、他者である母親に対し、自分の理想通りになってほしいと望んでおり、過剰な要求といえるでしょう。

一般に人は、近い存在であればあるほど、依存し合って甘えが生じやすくなります。
母も娘も、近い存在だからこそ、自分の理想通りになってほしいという甘えをお互いに押し付け合っているのです

精神的に寄りかかり合いながらずっと一緒に生きてきた母と娘。

「自立」という分離のフェーズは、急に彼女たちに訪れます。

母親が娘の幼い頃の幸せな日々に固執し、自分が娘を守り続けると思っていたら、母娘の関係は難しくなってしまうのです。
「いつか娘が自分から分離して、一人の女性として去っていく」という覚悟が母親には必要なのです。

【体験談】娘が反抗していた理由・親子のすれ違い

不思議なことに、当時あれほど辛かった娘との衝突も、今は詳しくは思い出せません。
思い出したくないのか、忘れたのか。
息子を産んだ産院の先生から「出産の痛みを忘れてまた子供を産めるように母親は物忘れがひどくなる」と聞きました。
もしかしたら、その物忘れも、子供の思春期の辛さを忘れるためのギフトなのかもしれません。

娘と衝突していたとき、私は自分の人生と自分自身を否定し続けていました。
そんな苦しみも娘が高校2年生になったころ終わりました。

ここでは、そのときの体験談を書こうと思います。

あんなに仲良しだったのに…娘との衝突

娘が小学生のころは、朗らかで明るく、穏やかで優しい子で、宿題も片付けも自分でしていました。
ほとんど手のかからない子で、いつも一緒に笑っていて、気の合う仲良しな母娘でした。

しかし、娘が中学生になったころ、娘がイライラすることが増えました。

どうしたのかを聞くと、私を睨んで「別に」「うるさいな」「関係ないし」と言い捨て、ヘッドホンで音楽を聴いたり自分の部屋に閉じこもったり。
食事に呼んでも来ない、お風呂に入るように言うと怒り出し、リビングを散らかして片付けない。
注意すると怒り出すので、「そんなに怒らなくても」と私も感情的になり、言い争うことが増えました。

そのころの娘は、友達や学校・先生、息子、小学生のときの自分の悪口を延々と言っていました。
私はそれを聞いているのが辛く、アドバイスしたり、注意したりすると、娘が「だって」「でも」と反論し、お互いに嫌な気分になることもしばしば。

娘が私と口論して、怒って家を飛び出したこともありました。
またあるときは、私が泣きながら家を飛び出したこともあります。
2人とも帰ってきましたが、口をきかないか、ギスギスした感じがしばらくありました。

今思うと、娘は「自分を認めてもらいたい、わかってもらいたい」ともがいていたのでしょう
それは、さなぎから蝶が抜け出す羽化のようなもので、子どもが成長しているということです。

しかし、私は、娘の反抗を「成長」ととらえられず、自分の育て方が悪かったと思っていました。
自分の子育てや自分自身を否定し、この先の希望も持てない数年間は辛く苦しかったです。
同僚に「浮かない顔をしているけれど、大丈夫?」「調子悪い?」と心配されることもしばしばでした。

自分の考えに囚われていた私

その頃の私は、気づかないうちに、次のような考えに囚われてしまっていました。
そして、娘を大切にしているつもりで、娘の気持ちを受け止めてあげていなかったのです。

「シングルマザーの子どもだから」と批判されたくなかった

私が離婚する前、娘の同級生の母親たちが「あの家は離婚しているから」「ひとり親だから」「血のつながらない新しいお父さんだから」と、他の家庭をコソコソ噂して、批判しているのを聞いたことがあります。

私は、自分が離婚することになって、子どもたちが批判されることがないように頑張ろうと決意しました。
家事も育児も仕事も手を抜かず、一人で奮闘する孤独な毎日の中で、心の支えになってくれる新しいパートナーを見つけました。

どの選択もそのときの私にとっては必要なことだったと思っています。
しかし、中学生になった娘との衝突に悩んだ私は、自分の子育てや自分の生き方を後悔しました。

私が悪かったのだろうか。
でも、あのまま離婚もしない、パートナーもいない状態で我慢し続けたら、私が壊れてしまっただろう。
だけど、私の選択がこの子を苦しめているのかもしれない……

私の離婚の体験談や、パートナーと子ども達との関係は、次の記事に書いてあります。

そのときの私は、娘を「道徳観と社会性のある、賢い女性」に育てなければいけないという「べき思考」に囚われていました。
今思えば、私の信念を娘に押し付けていたのです。

信念なんて人それぞれ違い、正しいかどうかもわかりません。
私は「娘に自分と同じような苦労をして欲しくない」と、自分と娘を同一化して見てしまっていたのです。

「べき思考」に囚われて目の前の娘を見ていなかった

中学校3年生のとき、娘が学校を休みたいと言うことが増え、最初はそのまま休ませていました。
しかし、私は、高校受験を控えた年に欠席日数がかさんでいくのが心配でした。
また、学校の先生から電話がかかってきては、言葉の端々で登校を促されるのがストレスでした。

学校で学ぶことは、本来、子どもの権利であり、義務ではありません。
学校に行きさえすれば学力がつくわけでも将来が保障されるわけでもありません。
だから、子供が苦しいなら無理に学校に行かず、他の方法で学習することもできます。

しかし、私は学校に娘が行かないのが不安でした。
学校に行くように努力するべきだと娘に言っては口論になりました。

「お母さんはわかってないくせに!」
当時、娘はよくそう言いました。
そのときの娘は、友人関係や学力や将来のことで悩んでいて、「お母さんには私を認めてほしい」と心で叫んでいたのだと思います。

娘に可哀想なことをしたと思っています。
一つ屋根の下で一緒に暮らしながら、私は娘を見ずに、世間体や自分のことばかり考えてしまっていたのです。

娘も辛く、必死だった

娘は、離婚した父親によく似た顔立ちをしていて、独立心が強く、確固たる自分の意見を持っている子でした。
人を批判することが多く、強い単語や表現を選んで使うので、言葉がきついところがあります。
いや、そういう子だと私は思っていました。

思春期の、特に今の時代の女の子は辛いものです。

  • 防護壁として立ちはだかる親を乗り越えないといけない。
  • 女子グループのスクールカーストの中で、外されないように振る舞わなければならない。
  • キラキラしたSNSの中の人と自分を比べ、コンプレックスを増幅させられる。
  • AIやコロナなど変化の激しい不安定な世の中で生きなくてはならない。

こんな世の中を渡るために必死だったから、娘は強い言葉で周囲の人から自分を守ろうとしていたのでしょう。
私を突っぱねることで「お母さんに似てなくても別に悲しくなんてない」と強がろうとしていたのでしょう。

私は自分のことばかりに囚われ、娘の辛さと生きにくさに気づいてあげられなかったのです。

「私と娘は別人格…」 親だからこそ気づかない当たり前のこと

スティーブン・R. コヴィー博士の『7つの習慣』は全世界で3000万部を売上げる大ベストセラーです。
ビジネス書としても人生論としても有名で、人生を成功に導く7つの習慣を解説している本です。

娘との関係改善のきっかけは、『7つの習慣』で「影響の輪と関心の輪」という考え方を知ったことでした。

「影響の輪と関心の輪」とは次のようなことです。

影響の輪…自分でコントロールできること(自分の態度や言動、自分に選択・実行権があること)
関心の輪…関心を持っているけれど、自分ではコントロールできないこと(人の気持ち・考え方・評価、天気など)

この本で、私は自分が「娘を変えてやろう、コントロールしよう」としていたことに気づきました

思春期の子どもは親にとってはまだ幼く感じられても、独立した人間なので親が考え方を変えることはできません。
娘の考え方を変えられるのは、娘自身だけです。

それに、私の考えや信念は、私の性格と人生経験によって獲得したものです。
娘と私の性格は違うし、人生経験も生きている時代も環境も年数も違います。
私の考え方や信念を押し付けたところで、娘には到底受け入れられないでしょう。

だから、私と娘は衝突だらけだったのです。

このようなことは頭ではわかっていましたが、「腑に落ちた」のは「関心の輪と影響の輪」を知ったときでした。

それからの私は、こう考えるようにしました。

家族であっても、考え方・信念はみんな違う。

私は娘を大切に思っているから「こうした方がいいのに、こういう人間になってほしいのに」と思う。

しかし、もう高校生だし、そもそも私と娘は違う人間なのだから、私が彼女の人生をコントロールして、影響を及ぼすことはできないし、してはいけない。

彼女の人生は彼女のもの。

娘の人格を認め、彼女の判断を尊重しなくてはいけない。

母娘関係を改善させた魔法〈5つの傾聴テクニック〉

コーチングスキル「傾聴」とは?

娘の気持ちを尊重するために、具体的には「傾聴」することに決めました。

傾聴とは、相手の話を目・耳・態度・心で真摯に聞き、相手を受け入れ、共感しながら聞く技法のことをいいます。
コーチングというコミュニケーション法の大切な技術です。

コーチングは、次のように定義されています。

本人特有の感情や思考のはたらきを行動の力に変えることで目標達成や自己実現を促す、コミュニケーション技術

コーチングとは|一般社団法人日本コーチ連盟

ビジネスでよく用いられていますが、親の働きかけによって、子供の感情や思考を自発的に改善させていくことが期待できるので、親子関係改善にもとても役立ちます。

コーチングは、傾聴から始めます。
相手を否定せず、共感的に聞くことで信頼関係を構築します
質問をして相手によく考えさせ、自然と望ましい行動を起こすように変化を促すのです。

コーチングを成功させるためには、親が感情をコントロールすることが大切です。
親が感情的だと、子供も感情的になって衝突はひどくなる一方ですよね。
人生の先輩である親が「感情マネジメント」(感情をコントロールする)ことにより、子供が安心して話せる雰囲気を作ってあげることがよい親子関係の第一歩だといえるでしょう。

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次からは、具体的な「傾聴」のテクニックを5つ解説していきましょう。

うなずく、目を合わせる、正面を向く

目を見て、相手の方を見て、適度にうなずきながら話すのはコミュニケーションの基本です。
でも、本当に我が子に対してこのようなコミュニケーションをとっていますか?

今は手が離せない、面倒だといって、我が子と話すときは、これらのコミュニケーションの基本をいい加減にしている親は実は多いのではないかと思います。
そのような態度は、「あなたの言葉を聞いていません」というメッセージです。

親子なんだから、それぐらいいいでしょうというのは、親の甘えです。

親子とはいえ別人格の他者なので、言葉や態度で気持ちを伝える必要があります。
コミュニケーションの基本をきちんと子供にも適用していくことが子供を尊重する第一歩なのです。

否定しない、話をさえぎらない・そらさない、アドバイスしない

子供が話しているときに親がやってしまいがちなのが、「子供の話を否定する、さえぎる・そらす、アドバイスする」ことでしょう。

子供の知識や経験は親よりも狭いことが多いもの。
だから、子供の話は「そんなことで悩んでるの?」と思うことも多々ありますよね。

そういうとき、あなたはこんなことを言っていませんか?

  • 「それは違うんじゃない?」「そんなこと言ったの?」と子供の考えを否定する。
  • 「先生といえばさ、今日の宿題はもうやったの?」と子供の話をさえぎったりそらしたりする。
  • 「○○ちゃんのグループから出ればいいんじゃない?」と、子供が求めていないのにアドバイスをする。

大人だって、話している途中で「否定される、さえぎられる・そらされる、アドバイスされる」のは嫌でしょう。
子供だって一緒です。

娘の話は、私にとって(正直にいえば)退屈な内容が多く、話が長いなと感じることが多々あります。
でも、彼女は自分にとって一番身近な大人である母親に話を聞いて欲しいのでしょう。
その気持ちを汲んであげるようにしました。

多少忍耐は要りますが、一生懸命聞いた方が、娘の気持ちがスッキリして話が早く終わりましたよ。

感情を合わせる

娘は以前、人や自分の悪口を延々と言っていました。
それは、「納得できない」という自分の気持ちを私に理解してほしかっただけだったのでしょう。
もしかしたら、思春期で気持ちのコントロールができず、理由なくイライラしていたのかもしれません。

娘の気持ちを分析して、その気持ちを受け止めてあげることができればいいのですが、それが難しいときもあります。
そのときは、相手の感情のテンションに合わせるのが有効です。
「聞いてもらえている、わかってもらえた」と相手に感じさせるからです。

例えば、話している人が怒っているなら、少し怒った様子で話すのです。

明日の体育、長距離走がある〜

長距離走か〜

でも、隣のクラスの○○ちゃんと一緒にいれる!

それはいいね!

話を要約する、おうむ返しにする

相手の話を聞いたら、何かコメントをしないといけないと思うかもしれません。
しかし、自分の考えを言葉にする必要はありません。
相手の話をそのまま相手に返せばいいのです

例えば、次のような話を子供がしたとしましょう。

AちゃんがB君に告白したらふられたんだけど、B君がCちゃんにその話をして、Cちゃんがそのことをグループの他の人に話したんだよ。さらに、実は、B君とCちゃんはAちゃんに内緒で付き合ってたんだって!ひどくない?

言葉の一部をそのままおうむ返しにしたり、要約してみます。

言いふらしたり内緒で付き合ったりしてたんだ。

ひどね〜

でしょ! Aちゃんが可哀想でさ。

可哀想だね〜

立ち直れるか心配だね。

相手の話の一部をおうむ返しにするだけでも「聞いてもらえた」と相手は思います。
特に感情を表す言葉をピックアップすると、話している相手は「共感してもらえた」と満足感を得やすいでしょう。

質問をする

質問をするのは、おうむ返しにしたり要約したりするよりも、もう一段階進んだ傾聴のテクニックです。
相手が話した内容に関する質問をし、より相手の考えを深めることができます

質問のテクニックをうまく使えば、子供に注意をしなくてもよくなるかもしれません。

私、ほんとに英語嫌い。

今の時代、AIがあるんだから英語なんて勉強する意味なんてないよ。

AIは翻訳とか早そうだもんね〜

AIを使ってコミュニケーションってどうやるのかな?

スマホをかざすんじゃない?

お互いにスマホをかざしあったら、水戸黄門の印籠を出し合ってるみたい!

外国の地下鉄のアナウンスとかも翻訳してくれるのかな?

スマホを取り出すのとか、アプリを開くのに手間取ってたら聞き取れないかもね。

あーなるほど。

とっさのときは聞き取れたほうが便利かもね。

まあね〜

質問の答えが親にとって気に入らなくても、深追いは禁物
この場合、「だから英語は勉強しようね」と言ってしまったらだめです。
こういう会話から、子供達は親が思っている以上に学びとっているものです。

母娘関係の辛さは言葉の変化で笑顔に変わる

母子関係は難しいもの。
同性であり、近い関係なので、お互いが同一視したり甘えたりしてしまいます。
娘が小さいときは仲良くできても、思春期になって母親から巣立とうとし始めると、二人の間に葛藤と衝突が起こります。

どんなに近くても、お互いに独立した人間。
私はそれを「7つの習慣」で思い出し、娘の気持ちを尊重するために「傾聴」テクニックを使うようにしました

すると、口を開けばケンカしていた二人の関係は激変しました。

私は、娘の話を否定しないことを最初にしました。
初めからうまくいったわけではありません。
「本当? 違くない?」と思わず言ってしまうことも。
でも、会話のたびに「否定しない、アドバイスしない、聞こう」と心がけました。

私が変わったら、娘の反応や言葉も変わりました。
すぐに「違うし」「わかってる!」と言わなくなりました。
娘の笑顔が増え、口喧嘩が減りました。
いつしか、私も娘との関係がストレスではなくなりました。

先日、娘と2人旅に行ってきました。
旅行も「修学旅行か?」と2人で笑い合うほど、楽しく過ごせました。
私がぎっくり腰?気味になったときは、笑いながら素直に手伝いをしてくれました。
こんなことは、つい1年前には想像もできませんでした。

言葉はコミュニケーションの基本です。
言葉を変えれば、人間関係も変わるということを私は身をもって体験しました。

もしかしたら、単に娘の反抗期・思春期が終わっただけなのかもしれません。
でも、小学校以来の穏やかさになったのがとても幸せです。

相手を変えることはできない。
でも、自分を変えることはできる。

娘が私の元から巣立っていくまであと少し。
また旅行に行って、よい思い出を作りたいなと思っています。